書籍「カルト化するマネーの新世界」

「カルト化するマネーの新世界」という本を読んでみました。

新型コロナウィルスを経験した上での経済、経済ヤクザからの視点で世の中について書いています。

経済ヤクザがどんなものかわかるような、わからないような、、、

ただ、消費者金融とか、ねずみ講、詐欺的な投資を募ったり、弱者をだまして商品を売りつけるとか、そんな感じだと思っていました。

そういった内容ではなく、ヤクザ?からの視点による考え方が書かれています。

経済は基本的に信用から成り立っていると考えていて、コロナは社会の信用を破壊していて、コロナ禍の問題は、感染者や死者の増加や、経済的な損失だけではなく、マネーへの信用を破壊していると書いています。

様々な視点で書いていますが、例えば、コロナ禍でメディアに登場する「投資の成功者」たちは、自らの「富」を喧伝します。このことで、「投資は楽して儲かる」という錯覚を起こしているという思いが書かれています。

確かに、Youtubeやブログをみれば、投資に関する情報がたくさん出てきます。

そこでみるのは、S&P500をやれば儲かるだとか、NISAだからやらなきゃ損だとかの情報ばかりです。

だからといって、信用できるとか嘘ばかりだという話ではなく、喧伝している人たちの思いや目的も理解しておいた方がいいよねってことだと思います。

コロナを通じての世界の動きやビットコイン(仮想通貨)について、なるほどなぁと思う部分がたくさんありました。と同時に「ほんとに?」というところもありましたが、、、

 

 

面白いと思って読める内容です。

書いてあることは真実なのでしょうが、スケールが大きいんだか小さいんだか、、、

投資にかかわる様々な情報を得たくて読みました。

読み物としては面白く、そんな世界もあるんだなと感じましたが、投資の情報としては違ったかなぁ。

でも、投資をするうえでの世の中の考え方、違った視点を知るという意味ではよかったかな。